ケアハウス ラポーレ駿河ってこんな処

静岡県静岡市にあるケアハウス「ラポーレ駿河」の楽しい生活を紹介します

みそ汁の具は?

 連日ぐずついた天候で、高温多湿が続いています。そのような風土であればあるほど活発に活動するのが微生物。日本では微生物の活動を生かした発酵食品(みそ、納豆など)の文化が古くから育まれてきました。

 夫は抗がん剤の副作用によって味覚が鈍り、食欲が落ちた時期があります。そんな時でも欠かさず食べていたのがみそ汁でした。みそのパワーで腸内環境を整え続けたことにより、食欲はだんだんと回復。具材を多くすることでバランス良く栄養が取れるように工夫したのを覚えています。

 そこで今回のテーマは「みそ汁」。具材のモロヘイヤ、オクラ、納豆のネバネバ成分「ムチン」が胃などの消化管、鼻や目の粘膜の表面をカバーし保護してくれるので胃潰瘍やがんなどの胃のトラブルを予防します。

 さらにみそ汁は「実の三種は身の薬」という言葉があるように、三種類以上の具材を入れることで、自然と栄養バランスが整い食べる人を健康にします。野菜、海藻、大豆など、体に必要な栄養成分をたっぷり含み、たったひと椀(わん)でシャキッ!と元気に。日本人に欠かせない長寿食で、「がんに打ち克つ」優秀メニューです。

【材料(2人前)】
昆布 5g
かつお節 8g
水 500cc
オクラ 3本
モロヘイヤ 8枚
納豆 1パック
万能ねぎ 10g
みそ 大さじ1と1/2

【作り方】
1 軽く拭いた昆布と水を鍋に入れ火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出す。
2 かつお節を加え再び沸騰させたら火を止め、ザルでこす。
3 オクラ、万能ねぎは小口切り、モロヘイヤは細かく切る。
4 2でとっただし汁、オクラ、モロヘイヤを入れひと煮立ちしたら納豆を加える。
5 弱火にしてみそを溶き入れたら火を止める。椀(わん)に盛り付け万能ねぎを散らす。

 ■今坂佳美(いまさか・よしみ) 1975年生まれ。競艇リポーターを経て、現在は食育指導士、食空間コーディネーター、“超”時短調理研究家として活躍。競艇のトップ選手で胃がん闘病中の夫・今坂勝広を食でサポートしつつ、浜松市で「ラウラウキッチンスタジオ」を主宰。そのかたわら、オリジナル多機能お重「重ね重」も考案。3児の母。