名刺整理には誰もが手を焼いていることだろう。そこでオススメしたいのが、スマートフォンの名刺管理アプリだ。必要な名刺を簡単に探せるうえ、そのまま電話をかけたりメールを送ることもできるようになる。
最近話題の名刺管理アプリは、カメラで撮影した名刺画像を開発元のオペレーターが見て、手入力でデータ化する「Eight」(無料)=画面写真(1)。手入力なので、機械認識による誤変換もなく正確だ。
このEightには名刺交換(リンク)という機能がある。名刺を交換した同士がEightに登録していると、どちらか(あるいは両方)が部署の異動で名刺データが変わった場合、自動的に更新してくれるという機能だ。
名刺を交換した相手の名前入りで「名刺管理アプリEightであなたに名刺交換リクエストが届いています」というメールが届いた人もいるかもしれないが、これはEightの運営元が未登録者に登録を勧める連絡だ。ほかにも、古い名刺データを残したまま新データを追加できる「名刺ヒストリー」など豊富な機能があるが、一方で、名刺交換相手に無断で開発元に名刺を開示していいものか迷うかもしれない。
ネット経由で名刺データを扱うことに不安を感じる人は、スマホで名刺を撮影してデータを処理するタイプの名刺管理アプリを利用しよう。
「CamCard Lite」(無料版と有料版939円)はスマホのカメラで名刺を撮影してOCR(光学文字認識)機能で名刺のデータを読み取り、テキスト化したデータをスマホ内に保存できるアプリ。英語や中国語、韓国語など多言語に対応している。
アイコンをタップして起動させると黒革の名刺入れ風のTOP画面が現れる=同(2)。項目は「写真を撮る」「写真を選択」「名刺入れ」の3つ。まず名刺を登録するために「写真を撮る」をタップしてカメラを起動。名刺を明るい場所に置いて撮影する。
すると自動的に「姓」「名」「携帯電話」「勤務先電話」「勤務先ファックス」「電子メール」「勤務先アドレス」「会社名」「所属部署」「肩書き」などを読み込んで該当の各欄にテキストデータとして表示する=同(3)。読み取り精度は高く、数字やメールアドレスは正確に読む。だが、漢字はまれに誤読し「東京都」を「鯨都」と読むこともある。誤読があれば自分で打ち直して「保存」をタップする。
撮影した名刺は「名刺入れ」に保存されている。利用する時は「名刺入れ」をタップして検索画面で名前や会社名、住所などの一部を入力すれば候補が表示される。その一覧から選んだ名刺画面の電話やメールをタップすれば、すぐに発信できる。これらのデータは、開発元が提供するクラウド(ネット上の保管場所)に保存したり、他のスマホに移すことができる。無料版は最初の1週間は20枚、以後週2枚という保存枚数制限があるので、気に入ったら有料版を買おう。
「名刺パシャ!」(無料)は撮影した名刺の画像をそのまま管理することで修正の手間を省いたアプリ。TOP画面の項目は「名刺を登録する」と「名刺を検索する」の2つだ=同(4)。
まず、明るい場所に名刺を置いて「名刺を登録する」をタップしてカメラを起動する。画面をタップすると名刺の文字にピントが合うのでカメラ型のアイコンを押して撮影して「保存」する。すると名刺の登録画面に切り替わるので「組織名」「名前」の頭文字を平仮名で1文字指定する(組織名が産経新聞社なら「さ」といった具合)。その後、名刺の重要度のランクを1-9の範囲で区分けする。
名刺を利用するときは「名刺を検索する」を選び、組織名か名前を選んで、「あ行」から「わ行」までの頭文字ボタンを押す。候補が表示されるので目的の名刺をタップ。すると電話番号の入力欄が現れる=同(5)。初回だけ名刺画像を見ながら電話番号を入力して発信すると、次回からは番号が自動的に表示される。簡単に使えるが、メールの送信機能がないのが惜しい。