巨人を日本一に導いた阿部慎之助捕手(33)が、空前の“賞金長者”になっている。
14日には、球界発展に貢献した人物に贈られる正力松太郎賞を原辰徳監督(54)とともに受賞。個人表彰では最高額の賞金500万円を手にしたが、これはまだほんの一部にすぎない。
まずは公式戦で首位打者、最多打点、最高出塁率の“3冠”(賞金各100万円)。さらには21日発表のMVP(300万円)、ベストナイン(50万円)に選出されることも確実だ。
「日本生命月間MVP」(30万円)は6、8、9月の3度、8月には「スカパー!サヨナラ賞」(30万円)も獲得した。
ほぼ身内のようなものだが、「東京ドームMVP賞」(300万円)をゲットしたうえ、内海哲也投手(30)とのコンビで受賞した「最優秀バッテリー賞」でも100万円ずつ…。

日本シリーズでは右ひざ裏を痛め第4、第5戦を欠場したものの、強行出場した最終戦で決勝適時打を放った。シリーズMVPこそ内海に譲ったが、冠スポンサーのコナミがファン投票で選出した「みんなで選ぶコナミ賞」(400万円)を獲得。優秀選手賞(賞金40万円+30万円相当の高級オーダースーツ)を合わせると、MVPの賞金500万円に匹敵する額になってしまった。
以上、これまでに確定した分だけでも計2140万円に上る。サラリーマンで年収2000万円以上など、果たしてどれほどいるのだろうか。
今後も、「ヤナセ・MVP賞」(賞品はメルセデスベンツ)の選考などが控える。貢献度では断トツだけに、獲得賞金はどこまで伸びるかわからない。16、18日には故障をおして、侍ジャパンの一員としてキューバ戦(福岡、札幌)に出場する。原監督まで「これだけ野球を盛り上げたのだから、メディアも賞をつくって阿部に贈ったら? 1社10万円ずつ出せばかなりの額になるし、金額の問題ではないでしょ」と提案するほど。
「これ以上はもうないんじゃないかというくらい、満足できました」と阿部。今季4億円の年俸は、来季6億円とも予測されまさにウハウハ。けがに耐えて奮闘したかいはあったようだ。(宮脇広久)